株式会社 タガミ・イーエクス
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自分は天才“園エジ児ニア”!?ゼロから創つくるのが面おも白しろい産みの苦しみを味わえばまだ幼稚園児だった時、映らなくなった家のテレビを直したことがあるんです。といっても、適当にいじっていただけなんですが、親がビックリして「ウチの子はスゴイ!」と。たぶんその時に勘違いしたんだと思います。「自分は天才エンジニアかもしれない」ってね(笑)。でも、工作が好きでプラモデルやラジコンもよく作ったし、パソコンが出始めた時は、プログラミングにハマっていました。大学ではソーラーカーレースに明け暮れ、全国大会で結果をのこすまであきらめないと、大学院まで進んで2位入賞を果たしました。好きな事にはまっしぐらにのめり込む私ですが、ある程度までいったら満足して冷めてしまうのが自分の性格。機械設計の仕事について20年になりますが、今まで楽しく続けられたのは、この会社が実にバラエティに富んだ機械開発をしているからなんです。「こんな機械が欲しいけど、造ってくれるところはないかな?」という声に「YES!」で答えられるのが私たち。お客様や世の中が必要とする機械を一から設計し、必要なパーツを造り、組み立てて完成させるまで、全て私たちの会社でやります。前の年は航空機の部品を加工する機械を開発したと思ったら、今年は木材の破は砕さいマシンを造るというように、一つの開発プロジェクトが終われば、全く別の新たな機械に取りかかります。いくら優秀な技術者がそろっていても、ゼロから造り上げる産みの苦しみは、ひと言では表せません。同様の機械があれば調査し、図面をおこして何度も試作を行ない、改良を重ねながら完成させるまで1~2年を要します。そうやってデビューを果たした第1号がいい評価を得て追加注文をいただいた時は、「自分たちの開発した機械はやっぱりスゴイ!」って思いますね(笑)。伐材をエネルギーに変える間かんばつざい「ドラムチッパ」を開発「バイオマス(生物資源)」を利用した環境に優しいエネルギー供給システムが注目されています。森を育てながら、余った資源(間伐材)を発電や給湯システムの燃料となる木質チップに加工するのがこの機械。地球温暖化を防止し、里山を守るという地球規模の社会貢献に、私たちの技術が役立っているとらしい気持ちになります。思うと、とても誇ン県内有数の加工設備を駆使して、産業・建設・環境機械や周辺装置の開発から設計、加工、組立、販売までを行なっています。株式会社タガミ・イーエクス〒923-1101 能美市粟生町西2番地2Tel. 0761-57-3525 URL http://www.tagamiex.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 田上 好裕■創  業 昭和40年  ■従業員数 250名(44歳)出身校:射水市立新湊西部中学校、富山県立新湊高等学校ほこ機  械開発・設計「親バカ」になる気持ちもわかります株式会社タガミ・イーエクス開発部 課長O. Sさん

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