株式会社ツキボシP&P
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YS■技術開発課   Y さん自分がどんな色に変化するか楽しみ   挑戦してつかんだ自信が自分自身をひかり輝かせる*指示薬 … 薬品の性質の変化に反応して変色する試薬(20歳)ビーカー、フラスコ、ビュレット、ピペットなど、学校の理科室にもおいてあったガラス製の実験器具が、この会社の試験室にはたくさんあります。使用する薬品は数十種類。ホウ酸、塩酸、硫酸、苛かい性ソーダなど聞き覚えのある薬品もあって、初めて試験室に入った時はなんだか懐なかしい気持ちになりました。ここではいろんな実験をしていますが、毎日行なっているのが電気めっきに使用する液の濃度分析。少し口のすぼんだコニカルビーカーに酸性のめっき液を入れ、水と指*示薬を混ぜます。その中に塩え基性(アルカリ性)の液体を少しずつ加えていくと、中ちわ和した瞬間、パッと色が変わります。これは、「中和滴てい定法」↘つせ れんきせいゅうきてという検査方法なんですが、薬品によってどこで色が変わるかわからないので、慎重に行う必要があります。もし濃度が管理値と違っていた場合は品質に影響してしまうので、とても重要な検査なのです。お菓子を作ることと食べることが大好きで、製菓の専門学校を卒業した私にとって全く未知の仕事でしたが、「初めてにしては、早くて上手やね」と言われ、嬉うしかったですね。ケーキづくりも分量が大切。スケール(はかり)を使い、小麦粉、砂糖、牛乳などをミリグラム単位で計っていましたから、自然と感覚が身についていたのかもしれません。作るお菓子によって材料が変わり、オーブンの温度や時間の調整↖出身校:能美市立根上中学校、石川県立小松工業高等学校(25歳)出身校:能美市立寺井中学校、小松市立高等学校技術開発課 ニッケルめっき担当めっき加工株式会社ツキボシP&P. N . A

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