ご参画のしおり202107
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今日学校で配られたさくらノートに、お母さんが出ていた。保育園の頃、会社の制服姿で迎えに来てくれたお母さん。家に着いたらすぐに洗濯物を取り入れ、それから夕飯の支度をして、終わったら洗いもの。お風呂に入る時になって、やっと制服を脱ぐお母さん。朝起きたら朝ごはんが出来てて、お弁当も毎日用意してくれてた。時々、怒りっぽくて、「仕事なんてやめたらいいのに」と思ったこともあったけど、さくらノートを読んでわかったのは、「会社でもお母さんは大切な存在なんだ」ってこと。お客さんや会社の人たちみんなから頼りにされているお母さん。きっとそれが、会社に行く理由なんだと思った。今日は部活が休みで友達と遊ぶ約束してたけど、家に帰ってお風呂を洗おう。「さくらノート」のぺージをめくると、卒業した部活の先輩が出ていた。レギュラーじゃなかったけど、明るくていつもみんなを笑かしてくれた先輩。練習が辛くてやめようと思ったことが何度もあったけど、いつもニッコリ、ポンと背中を叩いてくれると不思議とまた頑張れた。「やっぱり会社でも、お客さんや職場の仲間を大切にしているんだな」って読んでわかった。会社に入ってレギュラーとして活躍している先輩。自分も卒業したら、こんな先輩のいる職場で働きたいと思った。子供が学校から持って帰ってきた「さくらノート」。パラパラっとめくっていると、いつも仕事で電話する取引先の人が出ていた。元気がよくて、気配りもできて、無理をお願いしても快くやってくれる。「若いのに感心だな!」って思っていたけど、記事を読んで納得した。「自分も負けとれん!」若い頃を思い出して元気がわいてきた。

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