―いつか花さく君たちへ―
高校時代に見学に訪れたMEX金沢(機械工業見本市)で見たのが、宅配ボックス「あずかりくん」。ネットで注文したロードバイクのパーツを何度も再配達してもらったことがある僕は、「これはいいアイデアだ!」と感心しました。説明を聞きながら、「自分のアイデアをカタチにできたら、きっと楽しいだろうな」と思ったのが、この会社との出会い。入社してもっと感動したのは、主力製品の「チップコンベヤ」という装置。高校の機械実習で旋盤を使っていたのですが、大変だったのが大量に出るキリコ( 切削くず)を毎回、ほうきでかき集めることでした。「キリコを自動で排出するチップコンベヤがあったら、どんなに楽だっただろう」と心から思いました。そしてこの装置にもいたる所に工夫が散りばめられていることを知り、ぜひこれを造ってみたいと期待で胸がいっぱいになりました。(Vol.42 技術部 電気設計 D.Jさん)
新入社員の頃、私に溶接を教えてくれた上司は、鬼のように厳しい、たたき上げの職人でした。アルバイトと違って、完璧な品質を維持し、更にスピードも追及するのがプロ。自分に厳しさを課し、仕事に責任を持つのが本物の仕事だということを鬼の上司から叩き込まれました。いい仕事をして、大きな顔をしていられるのは、自分を鍛えてくれた上司のおかげと今は感謝しています。(Vol.26 技術部 Hさん記事)