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初体験
2008/08/03 08:08

大雨が去って1週間。
側溝や用水に溜まったドロをかき出すために校区の人が集まりました。
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炎天下、臭くて狭い側溝に入り、ドロをすくい上げました。
みんな体中、汗まみれ、ドロだらけです。
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ドロをつめたすごい数の袋、袋、袋・・・・・・。
たっぷり水を含んでいるので、重いんですコレが。
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1ヶ所が終わると、次は被害の大きかったお寺へ回ってくれと言われ・・・
何をしたかというと、ナント、縁の下の石灰撒き
高さ5~60センチくらいのお寺の縁の下を、石灰の入ったバケツをかかえて歩伏前進。
途中、真ん中に柱がヨコに通っていて、上から超えようか、下からくぐろうか迷ったあげく、
上から超えることにしました。
肩、胸まではなんとか通ったのですが、恐れていた通り、腹が引っかかってしまいました。
フンッ・・・と息を止め、腹を引っ込めてなんとか通過。
ほっと一息ついて、縁の下から携帯で撮った記念の一枚がこれ。
マスクはしてたけど、目から鼻から石灰が入ってきて、
おまけにひざは擦りむいて、その傷口に石灰が摺り込まれ・・・ヒリヒリ
「強制労働」って今まで他人事のように聞いていたけど、
まさにそれ!
前の晩、町内の夏祭りで酔っ払っていた自分には当然、予測だにしなかった経験!
貴重な災害ボランティア初体験でした。
こんな中でも・・・。
休憩時に、ペットボトルのお茶が差し入れされたんです。
その中に冷たいのが、20本ほど別に用意してありました。
自分も含め、何人かは我先にその冷たいお茶を取り、飲みました。
そして見ていると、一番大変な作業をして、大量の汗をかいていた方が、
その冷たいお茶に手を伸ばしました。
残りを全部抱えると、なんと他の人に配り始めたんです。
そして、冷たいお茶が全部他の人に渡って無くなってしまうと、
その人は、ぬるい誰も手をつけようとしなかったお茶を最後にとり、飲み始めたんです。
自分の行為がとても恥ずかしく思った出来事でした。
「極限の状態にあっても、他を思いやれるか?」
そこで人間が試されるんだなって思いました。
今日一番の“気づき”でした。