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希望ある未来のつくりかた
2021/12/07 06:12

「空と道」

空は見上げればどこまでも広がっている。
時が経てば色は変わり、次の日へと向かう。
道は先が見えないほど長くなっている。
だが進まなければ先は見えないまま。

 

一人一人、空と道は違う。でもそれを否定してはいけない。
人は、それぞれ向かう道は違う。
それぞれが思う空も違う。
だがそれは人として当たり前である。
それぞれにしか見えない物があるから 、新たな何かが生まれる。
それを否定する権利は誰にもない。
誰にも人の中にある空と道を遮ることはできない。

 

だが一つ、空と道にふれる方法がある。
それは寄りそうことだ。
寄りそうことでその人の空と道にふれれば、
自身の中にある空と道の違う良さが見える。

 

それがどんどん重なることで、
昔では想像もできない程の青くきれいな空と、
彼方までまっすぐ伸びた道があると信じて、
僕は生きていきたい。

 

富山高等支援学校 3年 堀口 叶多

 

 

富山市のあるショッピングセンターに、特別支援学校に通う生徒たちの作品が展示されていました。
どれも素晴らしいものばかりでしたが、この作文を読んで心が揺さぶられました。

 

希望に満ちた未来に向かっていくために何が必要か。
人の心を純真な心で見つめ、言葉に表現した詩。
平和な世界のつくり方を教えてくれている気がしました。