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さくらノート“第10号”発行に添えて
2009/02/06 09:02

長野県の伊那市に本社を置く寒天のトップメーカー、伊那食品工業。
1958年の創業から48年間、増収増益を達成している。
景気の低迷で、経営の前途に不安を抱く企業が多い中、
成長し続ける同社の経営姿勢に関心が集まり、
トヨタグループ幹部までも、同社を見学に訪れているという。
伊那食品の実質的な創業者である塚越寛会長は言う、
会社を強くするものは何か。経営者としてずっと考えてきた。
出た答えは「社員のやる気を引き出すこと」。
やる気を引き出すことさえできれば会社は強くなる。 
社員に対してこう言ったことがある。
「おい、うちもルイ・ヴィトンみたいなブランドになろうよ」。
皆けげんな顔していた。「そんなの無理ですよ」って。
私はふたたび問いかけた。
「どうして無理なの。何も明日やあさってにヴィトンになるって話じゃない。
オレが死んだ後の社長でもいいし、その次の社長でもいい。
50年、100年かければできないことはない」
 
社長が先に死んでも、会社は継続していく。
“社長の意思や理念が
社員に継承されていくこと”

それが社員のやる気を引き出し、成長し続ける秘訣ではないか。
この話を聞いてそのように思った。
「さくらノート」は、
『“企業の意思”を
社員の職業観を通して、
顕在化させ,
それを伝承する媒体』

でありたいと思う。
「会社の代表として
‘さくらノート’に載ることが
誇りとなり、
社員の元気を引き出すことに
つながる」

そんな媒体となることを、これからもめざしていきたいと思う。