彼女は、見てのとおり女性です
上片祥華さんは、昨年高校を卒業したばかりの‘フレッシュガール’です
彼女は大聖寺実業高校3年生の時、女子高生としては北陸三県で初めて、
「旋盤技能検定2級」の国家試験に合格という偉業を成し遂げました
「私のお父さんも、機械を使ってものを作る、同じ仕事だったんです。
小さい頃からよくお父さんの職場につれてきてもらい、機械を使って
仕事をする姿を見てました。それがすごく面白そうで、大きくなったら
私もこんな仕事をしたいなぁって思ってたんですよ。
今こうやって、好きな機械たちに囲まれて仕事ができるので、うれしくて
しょうがないんです」
彼女は大きくなっても、その気持ちは変わるどころか、ますます強くなって
いったそうです
(本当にこの仕事が好きなんだなぁ)
正直、うらやましくさえ思ってしまうほどでした
もしも機械に感情があったとしたら、彼女みたいな人に扱われたいだろうな
そしたら、はりきって、バリバリ働くに違いありません
“好きこそものの上手なれ”とはまさに彼女のことを言うのでしょう。
「自分でプログラムを組んで加工したものが、図面とぴったりだと‘快感’ですね」
(本当にこの仕事が好きなんだ!)
現場の職人さんにありがちな、油がしみついた真っ黒な手をしているかと思ったけど、
全くきれいな、白くて美しい手でした。
若い女性らしく、手の手入れは念入りにしているそうです
彼女みたいに、小さい時から 「これが自分の天職だ」 なんて思える人はそういないだろう
でも、それってすごく幸せなことやね
親が、誇りをもって働く姿を子供に見せてやること、
やっぱりそれって大切なんだなぁ
She is “マイスター”
2009/03/20 10:03