プロフィール

代表者メッセージ

 まだ「さくらノート」を創刊する前のこと、ある中学校の道徳の先生との出会いがありました。
全国の中学、高校で広まっている「職場体験」に関する指導資料を研究しておられたその先生を学校に訪ね、「さくらノート」の構想を話させてもらうと、先生は質問されました。

 「中山さん、‘キャリア教育’の目的って何だと思いますか?」

答えに躊躇する私に、先生が教えて下さいました。

 「‘キャリア教育’というのは、“価値観教育”なんです。‘いじめ’が起こるのも、相手の価値観を受け入れられない寛容性の乏しさが起因となっているのです。職場体験から学ぶべきは、様々な職業における“道徳的価値”。それを生徒たち全員でシェアしていくことで、その意義が達成されるのです」。

 「しかし、生徒たちが触れることのできる職業はほんの一部でしかありません。ですから読み物を通して様々な職業の価値や、地域で働く人たちの生き方を伝えることは必要なことです。さくらノートを是非かたちにして下さい」と、背中を押してくれました。

それ以来、「さくらノート」は、 “郷土愛的キャリア教育”を発行理念に掲げ、多くの地元企業様のご協力を賜り、発行を重ねてまいりました。現在、発行地域におけるほぼ全ての学校に配布されており、道徳の授業でも活用されるようになりました。

 「さくらノート」は、広告媒体や求人誌と異なり、直接的な利益を計る訴求効果というものはありません。では、協力して下さる地元企業の経営者が、“さくらノート”に期待するものとは何なのか。

“さくらノート”には、7つのよろこびがあると考えます。

1.地域の若い世代に、自分たちの仕事を伝えるよろこび
2.学校の教材に、家族や会社の仲間が登場するよろこび
3.子供たちが親の仕事を理解し、尊敬の念をいだくよろこび
4.共に働く仲間の、職業観や人生観を共有するよろこび
5.自分の仕事の意義を再認識し、他者の仕事から学ぶよろこび
6.貢献する社員に対し、期待と信頼の気持ちを表すよろこび
7.将来、仲間となる若い力を期待するよろこび

過去25年間で、18歳人口はほぼ半減しており、“少子化”がもたらす地域経済への影響は、これから加速度をあげて表面化してくるものと思われます。

地域の将来を担う大切な人的資源を豊かにし、維持していくために、“さくらノート”の果たすべき役割は、今後ますます重要になっていくと信じております。

さくらノート北陸 代表 

  • 中山貴之

さくらノートの歩み

平成19年
2月
石川県金沢市彦三町にて、中山貴之が個人創業
5月
キャリア・オリエンテーション・マガジン「さくらノート金沢版」を創刊
9月
石川県産業創出支援機構(ISICO)主催「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ」において優秀起業家賞を受賞。同機構より、革新的ベンチャー企業創出育成支援対象事業第2号の認定を受ける
平成20年
7月
「さくらノート石川県版(金沢版統合)」を創刊
平成21年
2月
横浜ビジネスグランプリ2009において「オーディエンス賞」を受賞
3月
経済産業省 日本を代表する「ソーシャルビジネス55選」に選定される
12月
「さくらノート富山県版」を創刊
平成22年
7月
川崎市産業振興財団「かわさき企業家優秀賞」を受賞
平成23年
10月
ウェブ版さくらノート「デジさく」をリリース
平成27年
3月
「さくらノート北海道版」を創刊
(㈱エムジー・コーポレーション発行)
平成28年
4月
進学校向けさくらノート「PROCEED(プロシード)北陸版」を
創刊
令和元年
12月
「さくらノート和歌山版」を創刊
((株)ウイング発行)
令和5年
12月
「さくらノート熊本版」を創刊
((株)談 発行)

さくらノートの発行元

さくらノート北陸

〒920-0965 石川県金沢市笠舞2-25-5
TEL 076-209-7304 FAX 076-205-9253

さくらノート北海道

〒062-0935 札幌市豊平区平岸5条14丁目2-25
株式会社エムジー・コーポレーション
TEL 011-832-9103 FAX 011-832-7909
WEB http://www.mgc-p.com

さくらノート和歌山

〒640-8411 和歌山県和歌山市梶取17-2
株式会社ウイング
TEL 073-453-5700 FAX 073-453-5522
WEB http://w-i-n-g.jp

さくらノート熊本

〒860-0862 熊本市中央区黒髪3-2-5
株式会社談
TEL 096-345-2737 FAX 096-345-2736
WEB https://dankk.co.jp