以前から、“あの会社の営業部隊はとにかく凄くて、他社を寄せつけない”という
噂の会社の経営者の方にアポイントがとれ、楽しみにしていた今日、お目にかかる
ことができた。
その方から聞いた、心に残る言葉。
社長である父から、経営者となるためには、
「使われる(雇用される)側の悲しみを知れ」と
大学卒業後、勝手にきめられた就職先で、その会社で最も売ることが難しいと
された商品の営業を3年間経験させられたという。
ほぼ毎日徹夜残業で、あんなおもいは二度としたくないというほど、大変な仕事
だったらしい。
相手の気持ちになって考えることを「相手のくつをはく」と英語で表現する。
「相手の靴をはくには、まず自分のくつを脱がなければならない」とも言う。
日本語でも「他人のメシを喰う」というが、経営者に限らずとも大切な考え方
だと思う。
以前、「さくらノート」を立ち上げるときに出会った、中学校で道徳を教えている
S先生がおっしゃっていた話を思い出した。
『キャリア教育とは
価値観教育なんです。』
「いろんな職業について知るということは、いろんな“価値観”を知るということ。
イジメは、自分と合わない価値観を持った相手を排除したり、攻撃しようとする行為。
だから、生徒たちがそれぞれ体験してきた職場体験は、
生徒全員でシェアすることによって、異なる価値観を受け入れることの大切さを
理解する道徳教育なのです。」
さくら*ノートの使命の一つ
“いろんな価値観を子供たちに示す”
こと。
さくら*ノートを読んで、一人一人が価値ある存在だということに気がついてもらいたい。
「使われる側の悲しみ」を知る
2008/09/13 06:09