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青春トーク
2010/01/15 09:01

UFOの街として全国的に有名な(?)羽咋市。
羽咋ライオンズクラブ主催・羽咋市教育委員会後援
夢の語らい「青春トーク」 というイベントのコーディネーターとして
羽咋中学校さんにおじゃましました。
パネリストの方は、羽咋市出身のプロパーカッション(打楽器)奏者の
中林 愛子さん
そして、羽咋ライオンズクラブの干場会長です。
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最初の会長挨拶で、生徒にいきなり英語の質問。
「“ライオンズクラブ”の“LION”は猛獣のライオンではありません。」
「“L”は“LIBERTY”の頭文字ですが、その意味がわかる人?」
外国語学部卒の私はもちろん、「自由」という答えを心の中で用意していました。
しかし、驚いたのは手をあげたある男子生徒の答え。
「束縛から解放された自由です」
いや、マイリマシタ。完璧な解答。羽咋中、恐るべしです。
会場にいらっしゃった英語ご担当の先生は、おそらく鼻高々だったことでしょう。
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プロの音楽家と企業家がパネリスト。話がどうつながるのだろう?と思いましたが、
じつは、干場会長もかつては音楽青年。ピアノの腕前もかなりのもの。
「ピアノを習い始めたきっかけは、好きな女生徒がピアノをやってまして、
 その子に近づきたかったんですよ」とのこと。
結局、実を結ばなかったそうですが、
今でも夢は「いつか、カーネギーホールで指揮をすることです!」と
少年のように語っていらっしゃいました。
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中林さんは小さい頃からピアノを習っていたものの、
マリンバに出会ったのは、高校生になって吹奏楽部に入ってから。
マリンバはオーケストラの中でも全体を通して演奏するパートも限られている、
いわば“脇役”です。
しかし、タイミングが少しでもずれるとすべて台無しにしてしまうので、
最初から最後まで神経を集中していないといけません。
音の調整も含め、ごまかしがきかないので、常にベストを要求されます。
はりつめた緊張感と、タイミングがピッタリ合った時の感動。そして観客の喜ぶ表情が
たまらなく快感なのだそうです。
「人に喜んでもらえること。その感動が直に味わえることが、演奏家として続けて
こられた理由ですかね。でも、まだまだ自分は演奏家としては完成していません。
恐らく一生、完成はしないでしょう。」
と語っていただきました。
“飽くなき夢”そこから覚めることがない限り、ひとは輝き続けるんですね。
最後に生徒会長さんから私たちへのお礼の言葉がありました。
   「僕も大人になったら、『さくらノート』に載せてもらえるように
    頑張りたいと思います」
この言葉に、編集者として目頭が熱くなるのを覚えました。
羽咋中の生徒の皆さん、一人ひとり、立派な花を咲かせてください。
応援してるからね!!